Infinity recollection

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魔法少女☆仮免許 (MF文庫J) [感想]

魔法少女☆仮免許 (MF文庫J)

 

 第6回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作受賞作

 

 著者が書いたGA文庫の某作品は合わなかったので、MF文庫Jではどうなるかと戦々恐々としながら読んだのだけれど。著者の作品とは根本的に相性がよくないのだと分かった。

 

 魔法少女☆仮免許の二人に、主人公が振り回される話。

 

 作中での魔法少女とは国家資格で、一次試験に合格すると二次試験があり、この二次試験というのが実技らしい。ヒロイン二人はこれを主人公に手伝って欲しいというわけで、彼に理不尽が降りかかる。

 

 ――けれども、魔法少女の仮免許ということは分かったけれど、何をやりたいのかいまいち掴めなかった。

 

 笑いのセンスが合っていないので、台詞だけで続いてくところはギャグで読むべきなのに読めない。ギャグで読めないと途端に疲れてしまう。

 

 また、登場人物が致命的に合わなかった。田辺川涙の独特の台詞回しは我慢できるのだけれど、水粂水萌の理不尽な態度にはついていけない。読んでいて気分が悪くなってしまいました。

 

 物語云々というより、キャラクターに馴染めなかった。

 

 主人公が何故そこまでしなくてはいけないのかと納得できず、かと言って主人公に好感がもてるわけでもないので、主人公の言動にも納得できない。

 

 イラストは可愛らしく設定は面白いと思うけれど、全体としては何をしたいのかよく分からない。自分には合わない。

 

 Presented by Minai.

魔法少女☆仮免許 (MF文庫J)

魔法少女☆仮免許 (MF文庫J)