魔法少女☆仮免許 (MF文庫J) [感想]
第6回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作受賞作
著者が書いたGA文庫の某作品は合わなかったので、MF文庫Jではどうなるかと戦々恐々としながら読んだのだけれど。著者の作品とは根本的に相性がよくないのだと分かった。
魔法少女☆仮免許の二人に、主人公が振り回される話。
作中での魔法少女とは国家資格で、一次試験に合格すると二次試験があり、この二次試験というのが実技らしい。ヒロイン二人はこれを主人公に手伝って欲しいというわけで、彼に理不尽が降りかかる。
――けれども、魔法少女の仮免許ということは分かったけれど、何をやりたいのかいまいち掴めなかった。
笑いのセンスが合っていないので、台詞だけで続いてくところはギャグで読むべきなのに読めない。ギャグで読めないと途端に疲れてしまう。
また、登場人物が致命的に合わなかった。田辺川涙の独特の台詞回しは我慢できるのだけれど、水粂水萌の理不尽な態度にはついていけない。読んでいて気分が悪くなってしまいました。
物語云々というより、キャラクターに馴染めなかった。
主人公が何故そこまでしなくてはいけないのかと納得できず、かと言って主人公に好感がもてるわけでもないので、主人公の言動にも納得できない。
イラストは可愛らしく設定は面白いと思うけれど、全体としては何をしたいのかよく分からない。自分には合わない。
Presented by Minai.
- 作者: 冬木冬樹,H2SO4
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/11/20
- メディア: 文庫
- クリック: 39回
- この商品を含むブログ (13件) を見る