聖剣の刀鍛冶10 (MF文庫J) [感想]
ルークとユーインが火山に閉じ込められてしまったことで、それからどうなったのかを描いている。ルークはユーインと共に火山の探索を続けるし、セシリーたちは二人を救出に向う。
暗闇で高温、ストレスの溜まる空間でのルークとユーインの語り合いというのは熱かった。どこかでルークが逃げていた部分を、ユーインの的確な一言が響く。
ルークにしても、それは己が考えた問題で。自分でもそれが正解かは分からないが、一応の答えは出しているつもりでいた。そこをユーインに指摘されたものだから感情が高ぶる。図星でなければそうはならない。
セシリーはセシリーでルークのために行動していて。二人の関係性はやはり魅力的だった。
問題は今後、刀鍛冶としてどうなるのかということだろう。今までも苦難だらけだったが、これまで以上にどうするのと想像できない。
けれど何だろう。面白いなと思った部分はあるのに、素直に楽しめなかった。間が開いてしまったというのはそうかもしれないけれど、これは作品に飽きがきたということなのかしら。
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- 作者: 三浦勇雄,屡那
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/11/20
- メディア: 文庫
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