Infinity recollection

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月と貴女に花束を (電撃文庫) [感想]

月と貴女に花束を 文庫 1-6巻セット (電撃文庫)

 

第5回電撃ゲーム小説大賞 選考委員特別賞受賞作

 

主人公の月森冬馬は変身できない狼男、人狼族ではあるがそれ以外は普通の大学生。ある日、彼が目覚めると家には見知らぬ美少女、深雪がいて。何でも彼女は冬馬の妻だという。

 

いきなり結婚生活が始まってしまいます。結婚までを飛ばして、かなりのニヤニヤ展開でした。冬馬は女性が苦手なのに、深雪が良い奥さん過ぎて混乱してしまいます。

 

とにかく深雪が可愛らしい。料理は上手ですし、優しいですし、それで美人なんて完璧すぎる。唐突に結婚させられた立場だというのに、尽くしてくれる姿に、冬馬の心が揺れるのも分かる。

 

正直、このまま恋愛していてくれても良かったのだけれど。

 

物語はファンタジーに流れ込んでいく。冬馬が人狼族の中でも特別な存在で、それを狙って敵が押し寄せてくるので、バトルの方向に。

 

その戦い自体や、戦いへもっていくまでの過程にはご都合主義というか、一種の荒さがある。個人的にはバトルを楽しみたいわけではないので、ここは退屈という印象が付いて回った。

 

結末については綺麗にまとまったのではないでしょうか。恋愛で進めてもそこに落ち着いたとは思いますし、綺麗でした。

 

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