7秒後の酒多さんと、俺。 (ファミ通文庫) [感想]
7秒後の未来を音として聞くことが出来る面堂朗は、転校した高校で運動神経が壊滅的な美少女、酒多さんに出会う。朗は酒多さんがトラブルに遭うことを放っておけないので、彼女を助ける毎日が始まる。
部活動を見て回っていく過程で、酒多さんが次々にアクシデントを起こすので、それにヒヤヒヤしつつも、自然とラブコメするような流れが出来上がる。
酒多さんは可愛らしい。酒多さんが本当に良い人なので、彼女を見ているだけで気分が明るくなれた。
喫茶店のアルバイトをすることになってからは、面倒くさいキャラクターだった川原の良い面が見えたし、縁との絡みも多くなる。
また、自分の能力に嫌気がさしていた朗が、酒多さんと触れ合うことで人との付き合いの楽しさやら、自分に前向きになっていく流れ。それに気付いていくのが良かった。
酒多さんにしても、朗と出合ったことで積極的に物事に取り組めているし、彼女も人との接し方が変わってきていて、前向きになっていく。
朗が酒多さんを助けていくだけのラブコメなのだけれど、面白かった。次は縁がメインになりそうだけれど、どうなるのか楽しみ。
Presented by Minai.
- 作者: 淺沼広太,飴沢狛
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/12/25
- メディア: 文庫
- クリック: 17回
- この商品を含むブログ (13件) を見る