ロウきゅーぶ!〈7〉 (電撃文庫) [感想]
ようやく昴が始動。
これまで小学生にバスケを教えてきた昴が、自分のバスケに力をいえれる。夏休みも終わりにさしかかって、地元のフリーコートに足を運ぶのだが、そこは中学生たちが独占していた。バスケで勝利することで、コートは空けてもらったものの、この中学生が連れてきた助っ人の高校生は中学時代にMVPを取った須賀だった。
中学時代に昴が決勝で敗れた中学のエース。因縁の3on3。
須賀は中学生二人と、昴は智花と愛莉にサポートを頼む。そのため、他の小学生組にはほとんど出番がない。一度負けて、それでも立ち向かって勝利するのはスポコンでした。
また、今回は同好会の方にも動きがあって。新しく万里が加わるのだけれど、この万里も中学時代にはセンターとして有名な選手で、バスケ部の事件からバスケをやめてしまっていたのだが、最近になってやり始めた。
その理由は妹がバスケをやっているのを見てやりたくなったというものなのだが、この妹というのは愛莉のことで。万里と愛莉、兄妹の関係も物語に絡んでくるのは良かった。
小学生の成長に加えて、昴も成長していることが分かったのは面白さ。昴と須賀の勝負も楽しく読めたので、同好会をもっと動かして小学生組と絡ませてくれればさらに面白くなりそうではある。
物足りなさもあったけれど、楽しめた。
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