Infinity recollection

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9S〈ナインエス〉II (2) (電撃文庫) [感想]

9S〈ナインエス〉II (2) (電撃文庫)

 

今度の舞台は絶海の孤島。防衛庁の秘密演習で、無人多足型戦車レプトネーターの実験が行なわれることになるのだが、それが突如として暴走。孤島に取り残された由宇、状況打開の為に闘真が投入され、二人は望まぬ形で出会うことに。

 

読みやすさは変わらず、一気に読めてしまう。

 

前巻ほどのまとまりは無かったのだけれど、それでもそつなくこなしていた印象。シリアスで極限状態だけれど、そこに徹しすぎないバランスがいい。コミカルな笑える場面を入れてくれるのはありがたい。

 

アクションが格好良いのは作品のよさで、SFな設定も魅力なわけだけれど、やはり女性陣の可愛らしさにやられてしまう。

 

由宇は理路整然としていて論理的な思考でもって闘真と接するが、女性らしさという部分で不安を持っている。闘真の発言から拗ねてしまう由宇は可愛らしいです。

 

麻耶もしっかりとしているキャラクターなのに、闘真にはどこか甘い。闘真のことを一番に考えているところがあるし、純粋に心配してくれる。妹として麻耶は可愛らしい。

 

力を持っている二人に好かれている闘真だけれど、彼は彼で問題を抱えているので、由宇の最後の台詞からしてこれからどうするのか気になるところではある。

 

面白かった。

 

 Presented by Minai.

9S〈ナインエス〉II (2) (電撃文庫)

9S〈ナインエス〉II (2) (電撃文庫)