機巧少女は傷つかない5 Facing "King's Singer" (MF文庫J) [感想]
いろりが再登場して嬉しい。個人的に前巻から気になっていたいろり。着実に雷真のハーレムが出来上がっている中、いろりもラブコメに参戦しているのが読んでいて楽しかった。
冷静なキャラクターであるいろりだからこそ、照れたりしたときなど、不意に感情が高鳴る場面での変化が良い。雷真に対する態度などで夜々に攻められたりするが、そこでの狼狽振りが可愛らしい。
今回は雷真の家の秘密にも触れられており、その関係でマグナスの正体や能力にも触れられている。
これまで、夜々に加えていろりと一緒に戦ってきたけれど、小紫もそれに加わった。そんな流れから、雪月花で戦うビジョンが見えてくるのは今後に期待できる。
しかし、夜会に関しては展開が一向に進まないので、少し退屈。また、以前にも言及した気はするが、ハーレムでラブコメをするのもいいのだけれど、いい加減に登場人物が増えすぎているので、一人の描写が減ってしまって魅力が薄くなっているのは残念。
それでも、次で第二部に以降するかも、とのことなので夜会が進むことを期待して続きを待ちたい。面白かった。
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機巧少女は傷つかない 5 Facing “King's Singer” (MF文庫J)
- 作者: 海冬レイジ,るろお
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: Kindle版
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