それがるうるの支配魔術Game1:ルールズ・ルール (角川スニーカー文庫) [感想]
物理法則や人間の常識を書き換えてしまう魔術、理操魔術が存在する世界。入学式の朝、理操魔術の天才るうるに出会った主人公は、彼女の魔術を知らずに破ってしまった。
主人公である犬海丸は、入学式以降るうると常に一緒にいることになるのだけれど、自分の魔術を破れる相手を伴侶にしようという、るうるの跳躍した思考が凄い。
無表情で常に冷静、女の子であるということに無頓着で感情を表現することが少ないのですが、ときたま見せる可愛らしさが良い。マルのことをポイント制で監視しているのも物語にアクセントをつけている。
ルールズ・ルール。
物語はルールをテーマに展開される。理操魔術で改変されているルールを見破ることから、るうる自身もゲームが好きなので作中でもトランプ、カタンなどが紹介されたりする。学校ではるうるが今行なっているルールをマルが見破るというゲームを行なったりなども。
文章は読みやすいですし、主人公にも好感が持てたのでそこで躓くことはなかった。今後は主人公の能力とるうるとの関係、怪しい組織などの謎が紐解かれていくと思うので、そこが絡んでくると更に楽しめる予感。
面白かった。
Presented by Minai.
それがるうるの支配魔術Game1:ルールズ・ルール (角川スニーカー文庫)
- 作者: 土屋 つかさ,さくらねこ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/03/31
- メディア: 文庫
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