しゅらばら! (MF文庫J) [感想]
鷹奈の裸がギリギリすぎる。
身長が小さい割には出ているところは出ているという主人公の説明があるわけだけれど、イラストになることで分かりやすく破壊力がある。しかも裸で踵落としなんてするものだから、色々とギリギリ、というか若干アウト。鷹奈のポテンシャルの高さに驚いた。
物語は三人のヒロインたちの偽彼氏となった主人公が、三人との関係を破綻させないように上手いことラブコメする話。一種の三股をかけることになるので、修羅場へ直行かと思いきやそうではない。
あくまでも偽彼氏。
主人公はヒロインからお願いされて彼氏の役をしているだけなので、本当の彼氏ではない。デートの真似事はするけれど、付き合っているわけではない。なので厳密には三股ではないのだ。このややこしさが作品の魅力。
早乙女、真愛、鷹奈にしても、偽彼氏を必要とする理由があるわけだけれど、それを抜きにしても誰もが主人公に好意を持っている雰囲気はある。今は偽彼氏だけれど、今後は女の子たちが主人公を本当に好きになってしまう展開が待っていると考えると楽しい。
三人が本当に好きになってしまったときに初めて修羅場が生まれるので、そこに期待したいし、修羅場まで持って行く過程でどのようなラブコメを読ませてくれるのか楽しみ。
頭から尻尾までスタンダードなラブコメをしていたので好感が持てた。文章は読みやすく、作品としても気軽に読める。面白かった。
Presented by Minai.
- 作者: 岸杯也,プリンプリン
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る