Infinity recollection

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千の魔剣と盾の乙女2 (一迅社文庫) [感想]

千の魔剣と盾の乙女2 (一迅社文庫)

 

魔剣使い王道ファンタジー第2弾。

 

已む無く実家に戻ったエリシアが結婚させられそうになり、ロックを恋人役にして結婚を逃れようとするのだが失敗し、婚約者を賭けて争うことに。妖精の塔から首環を持ち帰った者が、エリシアとの仲を認められる。

 

ダンジョンを冒険する雰囲気が好きだ。

 

恋人役のロックは仲間としてエリシアを大事に考えているわけだけれど、エリシアは最初からロックに惚れているので仲間を思うロックの言動に顔を真っ赤にすることしばしば。そんなエリシアの反応が読んでいて面白かった。

 

どうしてこうも素直になれないのかと、フィルと同じ視点からエリシアを見てしまいました。今回も絶好の機会を清々しいくらいに逃しまくる。どうしても恥ずかしさに負けてしまうのです。

 

また、今回はナギという槍使いが登場するのだけれど、彼女が良い。バランスを取ってくれるキャラクターなので、存在に違和感がない。フィルもバランスを取るけれど、それ以上の包容力があるように映った。性格も冷静沈着で優しく、裁縫が出来たりする女の子らしい女の子。実は三人の中では女子力が一番高そう。

 

ロックのことも自然と認めてくれているので随所で良い相棒になりそうですし、ナギがラブコメに絡んできたら強敵になること間違いなし。騎士道に憧れ、それを実行しようという誠実さも好きになれます。

 

面白かった。4人で戦うのが楽しみだ。

 

 Presented by Minai.

千の魔剣と盾の乙女2 (一迅社文庫)

千の魔剣と盾の乙女2 (一迅社文庫)