百億の魔女語り3 なんでこんなに不思議な妹ばかりなの? (ファミ通文庫) [感想]
騎士候補生になったアルトは、フォリーナ姫を救ったことで最高位の勲章を受章する。しかし、候補生が受章したということでメディアや人々から注目を浴びることに。
――アディリシアの失踪。
動けないはずの妹アディリシアが突如いなくなるのだが、アルトは注目されていることで自分の思うように行動できない。立場に縛られるアルトの苦悩が辛いのですが、フォリーナの一発で考えがシフトする。
友達にも今まで築き上げてきたものを簡単に捨てそうと言われていたアルトだけれど、自分の道が見つかったときには愚直なまでに一生懸命になれるということ。初めてエーマと出合ったことを忘れない姿は良かった。
文章は相変わらず読みやすいですし、目立っていないかもしれないけれど、何気に楽しみにしているシリーズ。
魔女とは何なのか。教会との関係性は。今回は様々なことが展開されたので、これがどうやって繋がっていくのか楽しみ。面白かった。
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百億の魔女語り3 なんでこんなに不思議な妹ばかりなの? (ファミ通文庫)
- 作者: 竹岡葉月,中山みゆき
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2011/05/30
- メディア: 文庫
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