斬光のバーンエルラⅣ (MF文庫J) [感想]
完結。
最後の王子となった第三王子ギュレイを一発殴るべく、城に潜入するレネ御一行。エルーランが囚われている情報を得ていたので彼らを解放しようとするのだが、その行動はギュレイに読まれていた。また、時を同じくして隣国であるヨルクが侵略してきたとの一報が。
エルーラン居留地を巻き込んでの戦いに発展する。
レネが居留地で長老と出会うことで、バーンエルラの大剣に秘められた過去が明かされることとなり、昔の人間とエルーランとの関係性も見えてくる。
武器を取って戦うことは二度とないと言ったエルーランを説得して、自分たちを虐げていた人間を助けるために戦う彼らが勇ましかった。出来ることなら、ヨルクとの技術の差など、異文化など気になるところは多いですし、もっと読みたかったのだけれど……。
バーンエルラの大剣をめぐる物語はこれにて終了。
怒涛の勢いで進行してきたこのシリーズが読めなくなるのは残念ではあるが、楽しませてもらった。著者の次の作品に期待しています。面白かった。
Presented by Minai.
- 作者: 穂村元,千葉サドル
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/06/23
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (6件) を見る