ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド (電撃文庫) [感想]
どうやって話を続けるのかと思ってたら、ゲームが攻略される前の物語が描かれる短編集となっている。短編集というと、どれか一つ自分の好きな話が見つかって満足した、ということが多いのだけれど、この作品の凄いところは全ての話が面白いということ。
飽きさせずに物語りに引き込まれるのは気持ち良い。
キリトが一貫して最強なので安心して読めますし、やはり世界観が魅力的なのでそこを冒険しているのを想像するのが楽しい。戦闘もいいけれど、物語の中心には女の子がいて。キリトとヒロインとの淡い恋愛模様が読んでいて暖かい気持ちにさせる。
ゲームをプレイしているのだが、描かれるのは人間で、そこにある感情が表現されることが美しい。
しかし、キリトの女の子と仲良くなるスキルは凄い。どうやって経験値を稼いでいるのか不思議。索敵スキルやら片手剣スキルやら上げているキリトだけれど、実は一番レベルが高いスキルはラブコメ主人公スキルなのではないかしら。冒険には意味のないスキルだけど、料理スキルと同じように、暮らしに彩りが出る大切なスキルですね。
面白かった。次はどうなるのか楽しみだ。
Presented by Minai.
ソードアート・オンライン 文庫 1-11巻セット (電撃文庫)
- 作者: 川原礫
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/12/08
- メディア: 文庫
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