Infinity recollection

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フルメタル・パニック! アナザー1 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

フルメタル・パニック!アナザー1 (富士見ファンタジア文庫)

 

フルメタル・パニック!」アナザーストーリー。最後の戦いから十数年後。

 

主人公は陣代高校に通う高校生、市野瀬達也。実家が土建会社を営んでいるために、PSなど機械の扱いには慣れていた。ある日、土建の手伝いでPSを動かしていると、日本ではありえないはずのASとの戦闘に巻き込まれてしまう。

 

怪我をしたアデリーナに代わって、シャドウに乗り込んだ達也の必死の戦いが熱い。PSには乗ったことあるけれどASには載ったことがないので、感覚の違いに戸惑いますが、筋は良い。ロボットものらしい始まり方だったと思います。

 

このシャドウを動かしたことから民間軍事会社にスカウトされ、アデリーナに連日の猛特訓を課せられるわけだけれど、ちょっと素人なりにASの操縦が上手いだけで、プロ集団の中ではまだまだな達也。やはり甘くない。それでも、挫折せずに根性と気合で乗り切る達也は、宗介と違ってたタイプで格好良い。熱い主人公です。

 

これから達也の腕前が上がっていくと思うので、彼の成長に期待。

 

また、周囲を固めるキャラクターにも謎が多い。特にアデリーナはそうで、宗介みたいな口調に性格を持っている彼女。宗介とは無関係なのかしら。そもそも、アデリーナがどうやって民間軍事会社に来たのかも気になる。

 

しかし、ASが大盤振る舞いで勢ぞろいというか、新たなASも登場したりもしている。ラムダドライバにウィスパードは無くなったが、着実に技術は進歩している。何気にリミッター解除などのギミックは好きです。

 

一巻は序章という印象が強いですから、これから更に盛り上がっていくことを楽しみに、続きを待ちたい。面白かった。

 

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