Infinity recollection

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アイドライジング!〈3〉 (電撃文庫) [感想]

アイドライジング!〈3〉 (電撃文庫)

 

エリザベス予選。

 

あとがきの解説が何とも言い得て妙でした。アイドライジングというエンターテインメントを主軸にしながらも、同時にアイドルたちの日常エピソードを楽しむ学園祭も盛り込んでいるし、オペラ・オービットの四人が次への伏線を抱えていたりと読みどころが満載。

 

モモは何のためにアイドライジングに出場するのか。

 

おしりずもう大会での思わぬアクシデントにより怪我をしてしまったタキ・ユウエンに代わり、覆面アイドルとしてエリザベス予選に出場することになったモモ。このエリザベス予選に出場できるのはアイドライジングのトップランカー三人だけ。

 

――そんな中に新人アイドルが放り込まれて何が出来るのか。無いかもしれないしあるかもしれない。あるとしたら、どんなことだろう。アイドライジングとしての意味。

 

勝ち負けに意識が向いていたモモに対して、エンタメを追求しているタキだからこそ伝わるものがある。方や、キジョウに対して真面目に向き合っていたか悩むタキの姿が描かれていたりもするし、ましてやモモの背中を押すのはタキだけではない。

 

エリーの助言あり、オリンを始めとしたクラスメイトの励ましあり。特にクラスメイトたちの良い友達っぷりときたら健気過ぎる。素直に良い奴らに映るのだから清々しい。みんなの声援にこたえるように立ち上がるモモが印象的でした。やはり笑顔が似合います。

 

クリスマスが待ち遠しい。面白かった。

 

 Presented by Minai.

アイドライジング!〈3〉 (電撃文庫)

アイドライジング!〈3〉 (電撃文庫)