ソードアート・オンライン(6) ファントム・バレット (電撃文庫) [感想]
ファントム・バレット編。
《死銃》の正体に迫る下巻。仮想世界での死が現実世界にも反映されるという事件が暴かれていくのだが、そのトリックに背筋が凍った。キャラクターの台詞から状況を想像して、シノンと同じく恐怖した。冷や汗が出る。
これ以上の犠牲者を出さないためにも、《死銃》を早く倒そうとするキリト。SAOでの過去が彼に与えた影響というのはやはり大きかった。一時的に即席のコンビを組むことになるシオンとキリトの関係性にも注目。少しずつキリトの内面の強さを知ることで、シオンの考え方も変わっていきます。
BoBでお互いが信頼し合って戦っているのは熱い。背中はシオンが守ってくれているから全力でいける。相棒という台詞にこめられた気持ちが良いですね。トラウマと戦いながら《死銃》に立ち向かったシオンには拍手を。
二人の決着も美しかった。
また、GGOでのバトルが終わってから、現実世界でもリアルバトルが繰り広げられることになるとは。仮想世界の出来事が現実世界に与える影響はどこまで広がっていくのだろう。ラフコフのメンバーは全員が捕まったわけではないですし、どうなることやら。
面白かった。続きも読みたい。
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ソードアート・オンライン(6) ファントム・バレット (電撃文庫)
- 作者: 川原礫,abec
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/12/10
- メディア: 文庫
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