ストライク・ザ・ブラッド 2 (電撃文庫) [感想]
最強の吸血鬼である暁古城と、彼を監視するために派遣された剣巫の姫柊雪菜。今回は第一真祖の貴族が登場したことで、古城の周りを騒々しくすると共に、テロリストが起こす事件に巻き込まれていく。
誰もが分かっていたけれども、雪菜の血を吸うことで一体の眷獣を制御することが出来たのだから、二体目だってそれはもう血が必要になってくるはず――。そんな期待を裏切らずに、古城のハーレムが着々と構築されていくお約束の展開でした。
新たなヒロインである沙矢華は雪菜の先輩であり、雪菜のことが大好きなので、近づく男は許しません。なので最初から古城は嫌われるのですが、事件を解決するためには力を合わせるしかなくなってしまい、古城に惹かれていく沙矢華が可愛らしい。
雪菜は雪菜で、口では古城のことなど気にしない風を装っていますが、内心焦ったり嫉妬したりしているのがバレバレです。沙矢華というライバルが登場したことで、まあ、これから増える一方でしょうけれど、ラブコメが楽しみになってきました。
また、第一真祖を始めとする背景や世界観にも迫っている話になるので、それぞれの思惑がどのように絡んでくるのか、これから見ものです。
誰もが好きになれる物語には安定した面白さがある。
Presented by Minai.
ストライク・ザ・ブラッド 2 戦王の使者 (電撃文庫 み 3-31)
- 作者: 三雲岳斗,マニャ子
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2011/09/10
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (21件) を見る