Infinity recollection

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫) [感想]

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫)

 

八幡――、お前はそろそろ人を信じてみても良いんだよ?

 

部活をやるようになって少しは変わったかと思いきや、ぼっちの中のぼっちである八幡の背中には、これまでに増して寂しさと哀しさを感じずにはいられなくなってきた3巻。八幡を意識し始めた由比ヶ浜が、部活にこなくなってしまったことで、奉仕部との間に微妙なズレが。

 

いや、楽しい。由比ヶ浜は部活に来ていないが、それでも雪乃が由比ヶ浜の誕生日を祝いたいというので、八幡と一緒に買い物に出かける。けれど、休日に二人で出かけているところを由比ヶ浜に見られてしまうので、お互いに勘違いしたままややこしいことに。

 

由比ヶ浜には明らかな好意を向けられ、雪乃も満更ではない雰囲気をかもし出しているというのに、そこは伝家の宝刀ぼっちスキル全開で華麗にスルーしていく八幡が格好良すぎる。

 

それでいて小町に対しては絶大なる好感度を持っているというか、気持ち悪いくらいに大切にしていますし、彩加に至っては好きすぎるだろう……。確かに彩加は可愛いですし、可愛いけれども。材木座との扱いの差に涙が出そうです。

 

物語としては雪乃の姉が登場したことで、クールで美人で毒舌の印象が強い彼女の背景が見えてきた。次からは雪乃の家庭環境を含めて物語が進んでいきそうなので非常に楽しみ。そういう意味で、繋ぎの話でもあるけれど、面白さは変わらず。

 

終盤にはドラマCDの話が詰め込まれていたりするので、お楽しみに。こちらも八幡のぼっちが全開です。

 

 Presented by Minai.

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫)