サカサマホウショウジョ (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]
第10回スーパーダッシュ小説新人賞 優秀賞受賞作
突如として日本近海に現れた魔法国家まほろば。当初、世界各国はこの魔法国家をめぐって緊張状態にあったが、今は落ち着いて日本に親善大使が来るまでになった。その親善大使に選ばれた魔法少女ゆうまと山田が出会うことで物語が始まる。
読み難いというのが素直な感想だろうか。地の文と台詞のバランスがどうにもしっくりこなかったので、終始ぎこちなさが目立っていた印象を受けてしまった。
そのため、中盤まではとにかく読むのに疲れる。物語が何をしたいのか掴めない状況で読まざるを得ないので、どうしてもそうなってしまう。また、魔法少女が存在する意味があるのが若干疑問になってくるのは、いかがなものかしら……。
中盤以降は作品の背景やらテーマが見えてくるので、やりたいことは伝わってくるがそれだけにも見えてしまったのは残念。
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サカサマホウショウジョ (サカサマホウショウジョシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 大澤誠,千葉サドル
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 文庫
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