百億の魔女語り4 魔女って一体なんなのかしら、ねえ-- (ファミ通文庫) [感想]
完結。
外伝でアディリシアの研究が分かり、背景がしっかりしたところでエーマと共に『禁域』へ。アルトはアルトで、気持ち良いくらいに全てを投げ捨てて追いかけるのだから格好良いです。
ジュラシックパーク。
魔術と人間、そして魔女という存在がどういったものなのか。作中に登場した竜と、四ヶ国で交わされた盟約を軸に描かれる物語は収まるところに収まった印象。アディリシアの疑問を解決しながら世界観を綺麗に描いてくれましたし、同時にエーマとアルトの関係は温かくてよかった。
後日談でのアディリシアの活躍は心が躍りましたし、ネイバーが卒業出来たことも何だか嬉しい。フォリーナも政治の世界で生きて行くのでしょうし、それぞれの歩が見て取れたのは良かった。
登場人物が数出てくる割には活躍が無いなど、詰め込んでいる感もあるけれど、綺麗に纏め上げていました。変に引き伸ばされるのは潔いですし、終わり方としても美しかったので満足。面白かった。
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百億の魔女語り4 魔女って一体なんなのかしら、ねえ-- (ファミ通文庫)
- 作者: 竹岡葉月,中山みゆき
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2011/11/30
- メディア: 文庫
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