カンピオーネ! 8 受難の魔王たち (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]
短編集。
アレクとアリスがグィネヴィアと出会う聖杯にまつわる話が意外と面白かった。神話やアーサー王などを淡々と語っていくだけと言われればだけなので、退屈に思われる人もいるかもしれませんが、読み手としては楽しめた。どうやらその手の話は好きなようです。
……いや、好きとは違うかもしれませんが、今回は興味が持てた。他の短編を含めまして、今後に関わってきそうな話でもあるので、期待が膨らみます。
それに、アレクの強さというか、とんとん拍子に神を倒していく圧倒的な主人公気質に魅せられたというのもある。護堂もいいのだけれど、黒王子アレクはそれにも増して凄い。
また、剣王のドニの変人具合は相変わらずでしたし、エリカとリリィが聖ラファエロを探す話も二人らしいなと思わされました。ハーレムも順調に進んでいるようで、あきらかに普通ではない普通がいっそ清々しい。
面白かった。
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カンピオーネ! 8 受難の魔王たち (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 丈月城,シコルスキー
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/11/25
- メディア: 文庫
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