正捕手の篠原さん 2 (MF文庫J) [感想]
ぬるい、ゆるゆるとした雰囲気が魅力だ。
野球をひたすらやらないラブコメ展開が楽しいです。作中では練習試合などもあるのだが、とにかく野球をしていない時間が多いので気軽に読めて、明るくさせてくれるので読みやすい。
深見の可愛らしさが増している。
綾坂の正体がバレたことで、ラブコメが面白くなる切欠になったけれど、その中でも深見の可愛らしさは強烈。一人勝ちの構図になっている気がするのは勘違いだろうか。
篠原さんは綾坂のことを女の子として意識しているので、綾坂の言動に対して顔を赤くして恥ずかしがったり、どぎまぎする場面があるけれども、深見とは友達で昔からの腐れ縁という感覚が強いので、何をされても鈍感に受け流される。もちろん、深見の性格が性格なので、イタズラをしかけられることが圧倒的に多いから、というのもあるかもしれませんが。
深見が可愛らしいというのは、綾坂と篠原さんの良い雰囲気になったりすると、拗ねてしまったりするからだ。口には出さないけれど、篠原さんのことが大好きなことが伝わってくるので、ちょっとした仕草が可愛らしい。綾坂にアドバイスする姿勢を見せながら、自分も篠原さんの傍にいたいという素直になれない感じが良いですね。
面白かった。ラブコメが楽しみですね。ソフト部の新キャラクターも登場したりしているので、あまり活躍が無かった分を取り戻せるのかにも注目。
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- 作者: 千羽カモメ,八重樫南
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2012/01/23
- メディア: 文庫
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