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アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)〈5〉 (電撃文庫) [感想]

アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)〈5〉 (電撃文庫)

 

最終巻。

 

佳境に入っていたのは察していたけれども、実感としてはもう終わってしまうのかという気持ちが大きい。数学の要素を取り入れた面白い作品だっただけに残念。

 

さて、物語はアンチリテラルとして覚醒した誠一と、災厄の数に深く関わるクリフォトと呼ばれる集団との真っ向勝負で幕引きとなる。雪名を攫われてしまったことで、明津、アンデレ、タデウスらと雪名を奪い返しにいくのだけれど、思いっきりバトル物に変わっていました。

 

まとめかたとしては王道も王道で、気持ち良いのだけれども、その反面で数学の要素が無かったのは物足りなかったなと感じている自分もいる。

 

仲間を助けるために、敵に立ち向かう。登場人物たちそれぞれが、足止めやら因縁のある相手やらと戦うために、別れて行って数が減っていく。ラスボスとのバトルでは誠一の台詞が光りますね。

 

また、最後の雪名は本当に可愛らしかったことは間違いない。次回作にも期待しております。

 

 Presented by Minai.