女子モテな妹と受難な俺 4 (ガガガ文庫) [感想]
四国八十八箇所巡りを計画する明日太だったが、一緒に行くはずだった比叡と高野は、淫魔の罠という名の裏切りで行けなくなり、何故だか妹たちと旅行をすることに。
随所に青春18きっぷなどの懐かしの学生旅行を彷彿とさせる会話がありました。説明が詳しすぎて、旅行に興味がない人は置いてけぼりになるのではないか、関心するくらいしか出来ないだろうから説明はどうなんだとは思うけれど、妙に詳しい妹が可愛かったから良いか。
みかん、お前もか……。
道中、従妹のみかんの家に立ち寄ることになるのだが、みかんのお兄ちゃん大好きオーラが半端ではない……と思ったら案の定、今日子の気を引きたいだけとはお約束だ。周りが敵だらけすぎて、明日太が不憫。そんな中でも、今日子のあにっちへの信頼は揺るがないのですよね。
今日子がブラコンになった理由も明かされ、兄妹っていいなと思わされます。また、凛世の言動がどうにも明日太を意識しているように映って仕方が無いので、このまま関係が進展して欲しいところ。
――それはさて置いて、女子の買い物ってどうして長いのだろう。電車乗り継ぎで、電車を乗り過ごすのを天丼しちゃうのは流石でした。この妹たちとは旅行したくない……、明日太の苦労が心に響く。
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- 作者: 夏緑,ぎん
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/03/16
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