カンピオーネ! 9 女神再び (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]
アテナとの再戦。
熱いですね。アテナはちょいちょい登場していたけれど、改めて深く物語に関わってきました。その関わり方も、中途半端ではなく全力全開、やりきった感が出ているのが良い。護堂との対決は寂しくもあり誇り高いものだった。
何より、グィネヴィアの計画を邪魔するためにランスロットと戦い消耗した身体で、それでも護堂と戦うために日本へやってくる生き様が格好良い。
アテナ自身の能力が強力というのもあるけれども、万全ではないはずなのに護堂が有利とはならない超大戦。反則級の技を惜しげもなく使い、知略まで用意しているあたり流石です。実に強かった。アテナが護堂ハーレムに加わっていたら本当にバランス崩壊も甚だしかったに違いない。
強敵と書いて友と読む、その背中に心残りなし。実は助かってしまうだとか、生きていましたではなく、一度しっかりと終わらせる潔さは好印象。三度目の戦いがあるのかもしれないけれど、まだ可能性の話であって、一つの物語を終りにしたてくれたのは納得です。
アーサー王の復活は近そうですし、アテネが託した秘術がどう影響してくるのかの気になるところ。次もまたどえらい戦いが繰り広げられることでしょう。面白かった。
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カンピオーネ! 9 女神再び: 9 (スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 丈月城
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/11/26
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