Infinity recollection

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9S(ナインエス)〈7〉 (電撃文庫) [感想]

9S(ナインエス)〈7〉 (電撃文庫)

 

ADEM編、下巻。

 

印象的だったのは、闘真と由宇の活躍が減ったのにもかかわらず、展開が熱くて、焦らされて常に高揚感に包まれているようで面白かった。大勢いる登場人物たちそれぞれに見せ場があったこともあり、飽きさせずに物語のテンポを失うことがなかった。

 

読んでいて鳥肌が立つというのも久しぶりだろうか。闘真の由宇しか見えていない猪突猛進ぶりには、格好良いというのもあるけれど、由宇への想いの深さを感じました。

 

特に序盤のスカイダイビングには震えた。生きるか死ぬか、極限状態で主要キャラクターと言えども本当にどうなるか分からない。緊張感こそ本作の持ち味ですが、それが存分に発揮されていました。

 

また、今回の摩耶の語りなどは特徴的なのだけれど、登場人物たちが全員が強い志というか意思をもっているので、異能バトルが展開されるのに、それ以上の強烈さ脇役までもが持っている。

 

引き具合も丁度良く、思わず続きが気になる。面白かった。

 

 Presented by Minai.

9S(ナインエス)〈7〉 (電撃文庫)

9S(ナインエス)〈7〉 (電撃文庫)