ストライク・ザ・ブラッド 4 (電撃文庫) [感想]
ハロウィン。
魔族特区のお祭である波朧院フェスタには、一般の人間にも絃神島が開放されるとあって島中が大賑わい。古城は幼馴染の優麻が祭りにやってくるというから、その案内役として一緒に祭りを回ることになるのだが……。
優麻が可愛い。
ボーイッシュでクールな印象の優麻は、とにかく人との距離感が絶妙で、相手の微妙な心理状態を察せるのは当たり前で、観察眼にも優れているのか好感を与える言動が出来る女の子。しかもこれが、ごく自然と出来ているのだから凄い。
古城の鈍感ぶりには毎回呆れてしまうけれども、優麻が幼馴染ならそれも納得。これだけ距離を詰められているのに、友達で片付ける環境にいたら鈍感にもなる。もっとも、優麻にしたら計算も入れて古城に接しているつもりだったのだろうけれど、気付いてくれない古城さんは流石だ。
物語は優麻と古城を軸として、魔女と図書館の関係性を深く掘り下げていくような内容になっている……。しかし、那月ちゃんがそんなことになろうとは思わなかった。あとがきにもあるけれど、最後に驚愕させられました。次回からはその辺りも語られるのかしら。
面白かった。是非、優麻は継続して登場させて欲しいところ。
Presented by Minai.
ストライク・ザ・ブラッド 4 蒼き魔女の迷宮 (電撃文庫 み 3-34)
- 作者: 三雲岳斗,マニャ子
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/06/08
- メディア: 文庫
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