僕は友達が少ない 8 (MF文庫J) [感想]
物語も佳境。
挿絵を見てしまったら分かってしまうからアレだけれども、小鷹が逃げた。確かに小鷹が危惧している通りで、図星を指されたとおりに隣人部は崩壊してしまうからの逃げなのだろうが、まさか生徒会のご厄介になっていようとは……。
いつものように残念仕様の仲間たちのコメディとなっていますが、全体的にどこか空気が重苦しいといいますか、ギクシャクしているのは否めない。幸村と理科に背中を押されるようにして、次巻でどのような決着がつくのか非常に気になる。個人的な願いを言うなら星奈に女神が微笑むことを願っています。
――さて、それはさておき。いや、マリアがシスターではなかったとは、ここにきてまさかの展開。もうこの学校のセキュリティやら大丈夫なのかしら、ほのぼのし過ぎだろう。
それでもって、友達を作るボードゲームが難易度高すぎで笑わせてもらった。お金と友達はプレイヤー同士でトレードすることが出来るのだから、最初から仲良く協力し合う前提のゲームなのでは、と思ったり。とはいうものの、途中から協力してもクリアできないところを見るとクソゲーというのは強ち間違いではないのでしょうね。
今回も笑わせてもらいましたし、クライマックスが近づいた巻でもありました。面白かった。
日向さんがここにきて気になるキャラクターに浮上してきたので、彼女の話を読みたいなーとか思ったり、めっちゃ良い人だから好感が持てるのですよね。
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