覇道鋼鉄テッカイオー 2 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]
スーパーロボットSFアクション。
童貞だけが使える最強の武術を駆使し、スーパーロボットで悪と戦う。徹底した気合と根性で何とかする精神が清々しくも懐かしい。
登場するキャラクターたちも愉快な奴らばかりで、ともすれば馬鹿なだけなのだが、愛らしい馬鹿共とでもいうのか。酷いことを考えている奴もいるが、敵でも憎めないところがある。くわえて、凄く頭の悪いことを大真面目に格好良く言っているから、何だか読み手までをその気にさせる。とにかくノリが良い。
暗黒武侠最強ガーナラクの孫娘、ミャウ=ガー。
ルゥランが可愛らしいのはもちろんで、相変わらずカザンにオッパイを押し付けているわけだけれど、新キャラのミャウがこれまた可愛らしい。言動は強烈だけれど、本質としては恋に恋している少女であり、実に乙女。これからカザンを取り合う一人となりそうな立ち位置なので、ルゥランやカザンとの関係がどうなるのか楽しみだ。
しかし、この作品を読んでいて思うのはSFでありその手の話が出てくるのに、基本スーパーロボットだから真面目なところが面白可笑しくなっているのがある意味凄い。ロケットパンチなどが良い例でしょう。
時折垣間見せるカザンの男気発言に期待しつつ、次巻を待つ。結婚資金貯蓄するカザンくんカッケです。面白かった。
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覇道鋼鉄テッカイオー 2 (覇道鋼鉄テッカイオーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 八針来夏,Bou
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/07/25
- メディア: 文庫
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