アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者4 (講談社ラノベ文庫) [感想]
異世界で映画を撮ったらどうなるのか。
YouTubeでノンフィクション少林サッカーが流出してしまったことで、ネット上は祭り状態。自衛隊が関わっていることまでバレてしまい日本政府はその対応に四苦八苦。そこで、慎一は異世界で映画を撮影し、その映像をわざと流出させることで全てをフィクションだったということにしようと画策する。
美埜里さん強い。
いや、素晴らしい回し蹴り。ドラゴン相手に怯まず回し蹴りをくりだすとは凄い度胸だ。世のお姉ちゃんは強いのです。美埜里さんの生い立ちなども説明されるので、彼女の話なのですが表紙はペトラ。魔法少女には勝てないということなのか。
物語を通して著者が描こうとしている流が一本綺麗に見えてくるので、安心して読める。また、これはダメ、ここは書いて良いという境界線がしっかりしているので、混乱せずに気持ちよく読めるのも流石でした。
今回は自衛隊に日本政府も一枚岩ではないことが伺えましたし、異世界の国勢にも不穏な動きが見え隠れしているのが不安を煽りますね。どう繋がっていくのか楽しみ。
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アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者4 (講談社ラノベ文庫)
- 作者: 榊一郎,ゆーげん
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/08/31
- メディア: 文庫
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