水のマージナル (MF文庫J) [感想]
どこか違和感が……。
序盤から読んでいて違和感が凄かったのだけれど、どうやら著者はゲーム側の人みたいですね。不思議な読み難さの理由はここにあったようだ。ライトノベルだけれど、ライトノベルっぽくない。
キャラクターの反応、世界観と登場人物とのマッチング、おそらくは些細なところなのだろうけれど、違和感が最初から最後までつきまとった。今思うとノベルゲームとして読むのならアリな気がするが、コレは紙媒体ではないのかなと。
また、中盤以降には完結するのか不安に思いながら読んでいたが、案の定、上巻という位置づけだったのも残念。
物語は何か起こる気がする、これからどうなるのだろう、というところで終わっているのだが、そこまでキャラクターの日常が描かれている割には、自分が違和感を持って読んでいたので、先が気になる体力が残されていなかった。そこで力尽きてしまいました。
Presented by Minai.
- 作者: 片岡とも,犬洞あん
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2012/11/21
- メディア: 文庫
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