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学戦都市アスタリスク 03 鳳凰乱武 (MF文庫J) [感想]

学戦都市アスタリスク 03 鳳凰乱武 (MF文庫J)

 

鳳凰星武祭。

 

六学園が争うタッグ戦。綾斗とユリスが予選を圧倒的な強さで勝ち上がっていき、本選一回戦までが描かれるのですが、まさかのレヴォルフが活躍する展開でした。会長の活躍も意外でしたし、彼らの内情を多く入れ込んでいたのも意外。

 

ウルサイス姉妹が対戦相手ということで、彼女たちの過去やら彼女たち視点でのレヴォルフが描かれるのだろうは思いましたが、会長の出番が多いこと多いこと。その副官も良い味だしていましたしね。

 

登場人物が更に増えてきて、今後も増加するらしいですが、伏線をどこまで覚えていられるかの勝負かもしれませんね。魅力的なキャラクターたちには仕上がっているけれど、ヒロイン候補を作りすぎるとラブコメが薄まるというのは難しい。今回は凜綺が頭をなでなでされていましたが、これからはどこかでラブコメのトリガーが入るのでしょうか。

 

それぞれヒロインは大好きオーラを出しているけれど、凜綺は子供だからなのか、大好きオーラの分かりやすさといい、質といい他とは違うように感じる。直接的で無理がないですね。それを言ったらクローディアもですけれど。彼女は彼女で暗さを抱え込んでいる少女ですからね。

 

――いや、改めて頭を整理して思うけれど、250頁の中に詰め込まれてる情報が多い。クローディアだって、表紙を見てもらえばわかるけれど、二刀流とか格好良いじゃないですか。書き出すと色々あるのですよ、それこそ反則にしか思えないロボットとか。

 

次巻のクライマックスへの布石となる巻でしょうから、その辺り伏線張りまくりの設定仕込みまくりで、悪く言うと中途半端なのだけれど、ラブコメは入れ込んでバトルして、ウルサイス姉妹から綾斗の姉を想起させてと、やることやっているので、むしろよく出来ているのではないかと思います。

 

そろそろ、ライバルとなる男キャラクターが登場するのではないかなとか、ワクワクしてます。

 

 Presented by Minai.

学戦都市アスタリスク 03 鳳凰乱武 (MF文庫J)

学戦都市アスタリスク 03 鳳凰乱武 (MF文庫J)