僕は友達が少ない9 (MF文庫J) [感想]
友達がいなかった人たちに友達が出来たらどうなるのか。
星奈の告白をどうするのか。ヘタレた小鷹が出した結論とは、とりあえず横においておいて、今までどおり接するというもの。小鷹も星奈のことが好きだと確認し合うのに。あれ、何かおかしい。
小鷹の告白からは、星奈の身体が素晴らしいという言っているようにしか聞こえない不思議。
しかも、友達という枠を継続してしまってそれ以上進まなかった結果、周囲とのズレがどうにもならないところまで来ている気がするのは勘違いだろうか。
幸村のことは好きだと言うし、友達である理科との関係は友達以上の付き合いたてカップルにしか見えない。小鷹は星奈のことが好き、なのだよな……と疑問に思うほどの外道ぶり。
全てを星奈が目撃していたら確実に泣くでしょうよ。夜空が凹んでいるとか、卑屈な人間の更に卑屈になった下に開き直ったときの破壊力が凄まじいとか、そういうことよりも、小鷹大丈夫かと言いたくなる話。
しかも、ここに来て夜空を救うために頑張るというのだから、これはもう自ら死地に突き進んでいるとしか思えない。この先には修羅場しかないと思うのだが、どうなるのだろう。気になる。
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- 作者: 平坂読,ブリキ
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