シャドウ・ネゴシエイター神魔の交渉人 (角川スニーカー文庫)
世界には神や魔といった隣人が住んでいるが、中には人間世界を脅かす者もいる。それに対応する特別な組織、影の外務省。ここに所属する新米交渉人の杏司は、いきなり連続少女失踪事件を任されることに。
ネゴシエイターということで、期待していたのは交渉だったのだけれど、その交渉が微妙。あらすじを読まずにタイトルだけで購入したのだけれど、もっと交渉のウェイトが大きい印象を持っていた。
バトルや戦いでの異能ではなく、違う方向にもっていったのは良いけれど、まずは骨のある交渉をして欲しかったのが正直なところ。相手から情報を出させる部分で、皮肉的な台詞回しを使ったり、相手を罠にはめるような展開が欲しい。
相手とのやり取り、雰囲気で物語を引っ張っていくのを期待した。
登場人物の女の子は可愛らしいですし、猫がいたりして面白い。ラブコメだったりにも振れる広さがあるのは良いですし、個性はある。
やっていることは面白いと思うけれど、全体を見ると微妙。
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シャドウ・ネゴシエイター神魔の交渉人 (角川スニーカー文庫)
- 作者: みなみ ケント,Riv
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/02/26
- メディア: 文庫
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