Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

支倉凍砂

WORLD END ECONOMiCA (2) (電撃文庫) [感想]

ハルがどのように立ち直ったのか、そもそもどうやって話を続けてどこに着地しようとさせるのか気になっていたわけですが、二十歳になったハルは確かに成長していましたし、後悔や失敗から逃げずに立ち向かえる強さを得たように思います。それは一人で孤独に…

少女は書架の海で眠る (電撃文庫) [感想]

人が本を読むときというのは、どんなときなのでしょうね。一人になりたいからでしょうか。知識欲を満たしたいからでしょうか。ライフワークになってしまっていますかね。単純に暇つぶしなんでしょうか。むしろ何故人は本を読むのでしょうね。本を読んだから…

WORLD END ECONOMiCA (1) (電撃文庫) [感想]

月面から見る景色は数式が描き出した美しく優しい少女の心か、はたまた螺旋になって積みあがった摩天楼の強欲か。この世の富が集まる人類のフロンティアで流れる少年と少女の青春活劇が与えてくる刺激は心地よくも儚かった。 株式投資をテーマに金融とは何か…

マグダラで眠れ (6) (電撃文庫) [感想]

クースラかわいい!あれ? フィネシスが可愛いのは当たり前なのだけれど、毒が抜けたクースラはヘタレ度合いが増しに増しているのです。ウェランドには散々からかわれ、イリーネにはそんなことでは愛想を付かされるぞと窘められ、もはや可愛らしい。 薬種商…

マグダラで眠れ (4) (電撃文庫) [感想]

カザンに辿り着いた果てに。 過酷だ。カザンに残された文献を読み、新たな工房を建設し、異教徒の町で一体どんな楽しいことが待っているのかと思えば、待ち受けているのは新たな試練。 マグダラを探し求める者として、幸せを教授することは出来ないのと漠然…

マグダラで眠れ (3) (電撃文庫) [感想]

本当に素直じゃない。 クースラは相変わらず意地っ張りですね。大人なようでいて考え方などは子供なので、どうしても自分からお願いするだとかは出来ないのですよね。プライドとでもいうものでしょうか、恥ずかしいと考えているからなのか、気になっているの…

マグダラで眠れII (電撃文庫) [感想]

錬金術師クースラと修道女フェネシスのマグダラを目指す物語。 戦争が起こると技術が発展するのは昔から、新しい技術を探求するのなら戦争の最前線を目指すのが早い。錬金術にしてもそれは同じで、戦争中は異端も許される。逆を言えば、最前線でないなら異端…

マグダラで眠れ (電撃文庫) [感想]

支倉凍砂さんの最新作ということで購入。著者名でこれだけ安心して買えてしまう作品というのも、実は珍しい気がします。期待度は最初からかなり高かったわけだけれど――。 フェネシスの可愛らしさにやられた。 聖歌隊からの監視役として、クースラたちを見張…