Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

つきツキ! (MF文庫J) [感想]

第6回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作受賞作 主人公が街で神を名乗る少女エルニにご飯をおごってあげたら、ある朝見知らぬ金髪少女ルナが隣りで寝ていた。ルナは忍さんの奴隷ですと懐いてきて、なし崩し的に一緒に暮らすことに。 良くも悪くもMF文庫Jラブコ…

ぼっちーズ (単行本 アスキー・メディアワークス) [感想]

ぐへぇ ある大学を舞台に描かれる短編集。特別なものが欲しいわけではなく、誰もが気軽に手にしているものが欲しい――友達がいない人たち、ぼっち達が友達を手に入れるために頑張る話。 友達とは何だろう。 作中で、友達とは自己愛という解説がされるのだけれ…

僕は友達が少ない (5) (MF文庫J) [感想]

ここに来て衝撃の事実が発覚。 冷静に考えれば、そうなるのかもしれないけれど、影が薄かったキャラクターが見方が変わっただけで魅力的になる不思議。夜空が焦るのも分かる可愛らしさ。 今までは明確にされないまでも、夜空か星奈かで話が進んでいましたが…

社会的には死んでも君を! (MF文庫J) [感想]

第6回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作受賞作 幽霊の香月に出会ってラブコメ現象という呪いにかかった主人公の八平。ラブコメ現象とは、ラブコメで良くあるハプニングに襲われるというのもで、そのせいで八平は暗い中学時代を送る。 そんなラブコメ現象に打ち…

それがどうしたっ 2 天使に好かれる、キケンな嘘のレシピ (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

もやしトーストが個人的にお気に入り。 作中で描写されるそのビジュアルを想像して笑ってしまいました。もやしトーストを作ろうと考えるレムもレムで、何でそうなったと思わず言いたくなる、面白すぎます。 物語はそんな頭ゆるゆる悪魔レムと、彼女と同居す…

喰-kuu- (MF文庫J) [感想]

第6回MF文庫Jライトノベル新人賞 優秀賞受賞作 肘を壊して野球を辞めた主人公ハチがバイト先で見たのは、30分で完食したら無料になる特大ラーメンを啜る女の子の姿。今まで誰も頼んだこともないメニューを注文し、あまつさえ完食してしまうその姿に、ハチは…

魔法少女☆仮免許 (MF文庫J) [感想]

第6回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作受賞作 著者が書いたGA文庫の某作品は合わなかったので、MF文庫Jではどうなるかと戦々恐々としながら読んだのだけれど。著者の作品とは根本的に相性がよくないのだと分かった。 魔法少女☆仮免許の二人に、主人公が振り回…

オイレンシュピーゲル壱 Black&Red&White (1)(角川スニーカー文庫) [感想]

なんか世界とか救いてぇー テロや凶悪犯罪が横行するようになった近未来のオーストリアで、街の治安を守るケルベルス遊撃小隊、「黒犬」「紅犬」「白犬」と呼ばれる3人の少女の活躍を描く。 スプライトを読んでからオイレンを読んでいるのだけれど、こちらの…

女子モテな妹と受難な俺 (ガガガ文庫) [感想]

シチュエーションと設定が面白かった。 妹の今日子は兄である明日太が大好きで、何かと世話を焼いたり甘えてきたりする。そんな妹は女子からモテモテなのだが、ある日を境に兄である明日太までモテモテに――。 実はこれには裏があり、妹を狙う百合な女子たち…

羽月莉音の帝国 5 (ガガガ文庫) [感想]

銀行を買収したはいいけれど、恒太が頭取に就任して大騒ぎな革命部。ただでさえ経営が不透明な日本商業銀行を再生させなければならないのに、更にリスクを背負い込むことに。 終始、恒太が大活躍。 恒太の行動に最初は大反対の面々だったのだけれど、どちら…

世界平和は一家団欒のあとに〈5〉追いかけてマイダーリン (電撃文庫) [感想]

もう柚島さんお嫁に来ちゃえばいいのに。 作中で四巻の出来事以降、彩ねぇが竜介さんの家へご飯を作りに行ったりして、まるで通い妻をやっている、みたいなことを軋人が言うのですが、それでは軋人の前に並んでいるご飯を作ったのは誰だというのでしょうね。…

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫) [感想]

青春していました。学園ラブコメという側面も持っていますが、青春。 物語は、普通の高校生として高校デビューしたはずの佐藤一郎が、深夜の学校で「魔女」の格好をした佐藤葉子に出会うことで始まる。良子は学校でもローブを脱がず、一郎以外の生徒とは交流…

ウェスタディアの双星〈6〉銀河大乱前夜の章 (電撃文庫) [感想]

今回は少し微妙でした。前夜とあるように、これから起こっていく大戦への布石だったり、次に繋がっていくところを描いているのはいいけれど、物足りない。 というのも、見せ場である艦隊戦を素直に楽しめなかったので、どうも退屈に映ってしまった。読んでい…

ルナティック・ムーン (電撃文庫) [感想]

藤原祐さんの最初の作品。 世界が『混乱』によって激変してしまい数百年。人類は過去の科学技術を使いながら生きながらえてはきたが、少しずつ衰退していた。機械都市バベルと、その直下にあるスラムを舞台に描かれる物語。 ダークSFな雰囲気が好きになれた…

麒麟は一途に恋をする (電撃文庫) [感想]

作品に馴染めなかった。 端的に述べるのなら微妙だ。登場人物がとにかく多くて、一巻として人物を把握するのは骨が折れるし、設定にしても何やら大きなものがあって、特に設定の方がよく分からなかった。 女の子を守る麒麟とその関係などが本筋なのだろうけ…

クロノ×セクス×コンプレックス〈3〉 (電撃文庫) [感想]

うーん、飽きてきてしまいました。 タイムトラベルやらの要素は良いのだけれど、恐竜がいる時代に行ってしまったのは何だがよく分からないし、作品の雰囲気に違和感を感じた。間違ってはいないけれど、違う気がする。 今回はクロックバードの三村が、日本の…

ヘヴィーオブジェクト 巨人達の影 (電撃文庫) [感想]

何も言わずに、クウェンサーを殴るヘイヴィアが一番面白かった。 そこに挿絵を入れ込んでくれるのも嬉しいですが、何よりもふざけんなお前という読者の言葉を、無言でやってくれるヘイヴィアさんに惚れてしまいそうです。 何だかんだで活躍するのはクウェン…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈7〉 (電撃文庫) [感想]

黒猫さんマジ白猫。 可愛らしさが半端ではなかったです。台詞や仕草から自然と発生する溢れんばかりの可愛らしさ。さり気なく京介に向けられる好意、あまりのもどかしさに悶え、可愛らしさに悶えます。 これまでの黒猫も京介のことは好きだろうという行動は…

ご主人様は山猫姫〈6〉 辺境双璧英雄編 (電撃文庫) [感想]

安心して面白いこのシリーズ。 緑軍から見事に侘瑠徒を守りきった晴凛たち。弱小の反乱軍だったのが、緑軍の一部を取り込んだことで、ここにきて一万を超える一大勢力に成長した。――今度はこちらが攻勢に回る。 基本的には侘瑠徒での防衛戦を展開してきた晴…

@HOME 我が家の姉は暴君です。 (電撃文庫) [感想]

藤原祐さんの新作ということで購入。 両親を亡くし、倉須家に引き取られることになった主人公。いきなり6人も兄妹が増えることになったのだが、その6人は全員とも血が繋がっていないという。奇妙な関係の家族が織り成すホームドラマ。 いきなり家族が増えた…

ウィザーズ・ブレイン〈5〉賢人の庭〈下〉 (電撃文庫) [感想]

凄かった。ラストの賢人会議は反則だろう。 下巻なので、物語の終わりということでの面白さはもちろんあるのだけれど、最後が全ても掻っ攫っていきました。様々思うところは個々にあるだろうが、印象に残るのは最後だろう。 終わりの始まり、まさにそれだっ…

ウィザーズ・ブレイン〈5〉賢人の庭〈上〉 (電撃文庫) [感想]

もう一人の元型なる悪魔使い登場。 シティ・メルボルンでのディーとセラ、賢人会議を巻き込んだ騒動が描かれる。世界樹を巡り錬とフィアが戦っていた裏側では、時期を同じくして戦いが繰り広げられていた。 錬とサクラの対比。 悪魔使いと言えば錬で、彼は過…

薔薇のマリア (4) LOVE’N’KILL (角川スニーカー文庫) [感想]

飛燕イイですね。 テンションが物凄く高いので、そのノリについていくのは大変ですが、ユリカとラブコメしてくれるポジションなら大歓迎。その展開を素直に楽しめました。 飛燕はバカっぽいけどやるときはやるし、戦闘能力的にも強いので、ユリカは飛燕に守…

コロージョンの夏 (講談社BOX) [感想]

第2回 講談社BOX新人賞 Powers受賞作 マガミシリーズ第一弾。 黒姫カノンを筆頭に、登場する女の子が全員可愛らしかったです。あとがきで言われているキャラクター小説という意味に納得。 カノン、十夜、セラ、凛、この四人は主人公に好意を懐いているので、…

丘ルトロジック 沈丁花桜のカンタータ (角川スニーカー文庫) [感想]

第15回スニーカー大賞 優秀賞 主人公の咲丘は、風景を愛している少年。そんな彼が入学早々に「丘研」の入部案内を見て、この部活は風景を愛している自分にピッタリだと、その字面から入部を決心する。けれど、丘研の正体とはオカルト研究会のことで――。 オカ…

子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき (角川スニーカー文庫) [感想]

第15回スニーカー大賞 大賞受賞作 ある学校の生徒会のメンバーが、そこに寄せられる悩みを解決していく物語。悩み相談を解決するにあたって、どこかミステリーの犯人を見つけるような要素があり、これに学園ラブコメにも発展しそうな雰囲気とが合わさる。 た…

アカイロ/ロマンス〈6〉舞いて散れ、宵の枯葉 (電撃文庫) [感想]

始まりと終わりが綺麗だった。 いつものように漫画パートで始まるわけなのだけれど、それが何とも切ない。これを読んでから本編にいくので、その対比とつながりに胸が熱くなる。 丁寧に進めてきたシリーズだけれど、今回もそれはしっかりしていて、予定調和…