Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

MF文庫J

絶深海のソラリスII (MF文庫J) [感想]

続編が発売してるじゃないですかヤダー。 第一巻では深海で展開されるパニックホラー に戦々恐々としながら、背中から這い寄ってくるような理不尽さ・不気味さ・気持ち悪さをまざまざと見せ付けられて、止まらない鮮血と悲鳴に主人公のミナトと共に胸を抉ら…

ライフアライヴ! キミと始める学園総選挙 (MF文庫J) [感想]

あさのハジメ先生の新作且つ、イラストレーターはゆーげん先生ということで購入しました。MF文庫としてキャンペーンをうっている中でのトップバッターですから、編集部の本気具合が分かります。 ここ数年間アニメ化された作品が多かったので特にそう感じます…

キスから始まる戦機乙女(ヴァルキュリア)2 (MF文庫J) [感想]

ラブコメ成分多め。 最上と六道が修羅場を演じているのは楽しいですね。ニヤニヤしながら読めました。ただ、今回は猫かぶり系ヒロインの日比野がメインだっただけに、二人の競い合いはおまけなのだけれど。 この日比野が普段は優等生だけれど、内面は黒いみ…

学戦都市アスタリスク 04. 追憶闘破 (MF文庫J) [感想]

綾斗が鳳凰星武祭を戦っていく理由、優勝する理由が明確になったのは大きいですね。流されるような形で、ユリスの為に戦ってきていたけれど、これで本気具合が増したような気がする。 姉のことを掘り下げつつ、ユリスが抱えている背景を深堀しつつ、ベスト4…

僕は友達が少ない9 (MF文庫J) [感想]

友達がいなかった人たちに友達が出来たらどうなるのか。 星奈の告白をどうするのか。ヘタレた小鷹が出した結論とは、とりあえず横においておいて、今までどおり接するというもの。小鷹も星奈のことが好きだと確認し合うのに。あれ、何かおかしい。 小鷹の告…

キスから始まる戦機乙女(ヴァルキュリア) (MF文庫J) [感想]

著者の新作ということで購入。 キスをしないと世界に殺される。主人公が生き残りをかけて、女の子とのキスに挑む物語。こう書くとコミカル全開ですが、ギャグではないですし、むしろシリアスだと言える。某作品と同じと言われればそれまでですが、本作はより…

学戦都市アスタリスク 03 鳳凰乱武 (MF文庫J) [感想]

鳳凰星武祭。 六学園が争うタッグ戦。綾斗とユリスが予選を圧倒的な強さで勝ち上がっていき、本選一回戦までが描かれるのですが、まさかのレヴォルフが活躍する展開でした。会長の活躍も意外でしたし、彼らの内情を多く入れ込んでいたのも意外。 ウルサイス…

機巧少女は傷つかない10 Facing "Target Gold" (MF文庫J) [感想]

アニメ化決定。おめでとうございます。 ――いろり、可愛い。大好きなキャラクターだと前から言っていた気がするけれど、時代がやっと追いついてきたのでしょうか。もはや心の声がだだ漏れているいろりさんではありますが、雷真の妻になることを宣言するという…

蒼柩のラピスラズリ2 (MF文庫J) [感想]

遺産集めも順調に進んでいたようで、次は学園生活を描いていくのかなと思いきや、いきなり爆弾をぶち込んできました。物語が加速していくのは著者の持ち味ですので、今回も動かすなあと。七海さんの積極には、驚きです。 愛の告白から、お見合い。 回りくど…

学戦都市アスタリスク 02 銀綺覚醒 (MF文庫J) [感想]

星導館学園の序列第一位。 容姿は幼女でも年齢は大人というキャラクターは多い気がしますが、新ヒロインの刀藤凜綺は若干13歳にして序列一位の凄腕剣士。剣士なので性格も規律正しく怖いのかと思いきや、引っ込み思案で健気で思わず守ってあげたくなるタイプ…

白銀の救世機 (MF文庫J) [感想]

第8回MF文庫Jライトノベル新人賞 最優秀賞受賞作 良く出来ている。荒削りではありますが、最優秀賞を受賞するだけのことはあります。世界が荒廃しており、新人類が地球で細々と暮らしている。雪で閉ざされた未来の世界。そんな世界観を違和感なく読ませてく…

ヒメこえ (MF文庫J) [感想]

妹が声優にスカウトされたことから物語り始まる。主人公は妹の付き添いとして声優業界に関わっていくことになるのだが、そこまで深く関わるわけでもなく、学生生活を送りながらののんびりとした日常が描かれる。 登場する女の子たちは誰もが主人公の航に好意…

盟約のリヴァイアサン (MF文庫J) [感想]

学園ファンタジーにバトル、そして――ちょっぴりエロ。 著者の新作ということで購入。某神殺しシリーズでは派手に歴史的建造物を破壊していくけれど、世界観が違うというのもあるが今のところ、そこまでの大量破壊は起こっていない印象。こちらの方がより学園…

Tとパンツとイイ話3 (MF文庫J) [感想]

完結。 面白かったのだけれど、ここで完結。著者の提供する笑いのセンスは素晴らしく光っていたので、そのコミカルさをもっと味わっていたいという思いもあるのだけれど、下手に長引かせるよりは綺麗に完結した方が気持ち良い。 物語は各登場人物に見せ場を…

水のマージナル (MF文庫J) [感想]

どこか違和感が……。 序盤から読んでいて違和感が凄かったのだけれど、どうやら著者はゲーム側の人みたいですね。不思議な読み難さの理由はここにあったようだ。ライトノベルだけれど、ライトノベルっぽくない。 キャラクターの反応、世界観と登場人物とのマ…

失敗禁止! 彼女のヒミツはもらさない! (MF文庫J) [感想]

第8回MF文庫Jライトノベル新人賞 優秀賞受賞作 あ、あれ……。優秀賞を受賞しているけれど、納得できないな。設定とラブコメに特化したところが評価されたのでしょうか、会話のテンポ感も良かったですしレーベルらしさはありましたが、ヒロインの性格がこれは…

ドリーミー・ドリーマー (MF文庫J) [感想]

第8回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作受賞作 予想外にシリアス。 ゲームの世界に入った主人公が、永遠と終わらないループ世界でラブコメをするという世界観だと思っていたので、レーベル柄もあり明るい話かと思っていたのだけれど、真面目。もちろんラブコメ…

機巧少女は傷つかない9 Facing "Star Gazer" (MF文庫J) [感想]

ブリュー家再興の為に――。 シグムントが死んだことにココまで悲しくなるとは思わなかった。涙腺が脆くなっているということなのか。シャルがその衝撃と共に錯乱するわけだけれども、彼女と同じく自分が涙を浮かべるほどシグムントに愛着を持っていたことに驚…

蒼柩のラピスラズリ (MF文庫J) [感想]

抜群の安定感。 文章が実に安定している。相変わらず、著者の持ち味とも言うべき主人公の独白は健在で、独特の間合いから放たれる台詞が面白い。物語のテンポにしても、緩急のバランスが絶妙。会話劇が繰り広げられたと思ったらシリアスに入り、またその逆も…

学戦都市アスタリスク 01.姫焔邂逅 (MF文庫J) [感想]

迷子になっちゃう方向音痴な紗夜が可愛い。 ローテンションの静かなキャラクターなのだけれど、主人公に対しての好意は初っ端から隠しきれないですし、幼馴染ですし、何より受け答えのキレがいい。可愛いポイントを押さえているのが良く出来ている。例えば上…

しゅらばら! 5 (MF文庫J) [感想]

鷹奈と海水浴に行くことになった一大だったけれど、それを知った早少女と真愛も隠れて海水浴についていってしまう。鷹奈と秘密裏に交渉を行った早少女と真愛は、一大との時間を一時間づつもらうことに。 展開としてはお約束だけれども、お昼の時間というのも…

まよチキ! 12 (MF文庫J) [感想]

完結。 一巻を読んだときから物語のバランスが良くて、新人さんとは思えない安定感を発揮していたけれど、ついぞ保ったままシリーズが終わりました。続きが読めないことは残念だけれど、いつか完結するものであるし、終わり方も考えられていて綺麗でした。 …

僕は友達が少ない 8 (MF文庫J) [感想]

物語も佳境。 挿絵を見てしまったら分かってしまうからアレだけれども、小鷹が逃げた。確かに小鷹が危惧している通りで、図星を指されたとおりに隣人部は崩壊してしまうからの逃げなのだろうが、まさか生徒会のご厄介になっていようとは……。 いつものように…

機巧少女は傷つかない8 Facing "Lady Justice" (MF文庫J) [感想]

いろり可愛いです。出番が少ないだとかは関係がなくいのです、たとえ日輪の話だとしても、いろりが可愛い。メインヒロインではないですし、準主役級でもないけれど、それでも以下略――。 雷真の許婚の件が破談になったと知るや、元気になるいろりが何とも恋す…

まよチキ!11 (MF文庫J) [感想]

最終巻へ向って加速しています。 マサムネに告白されて、奏からも告白されて、それでも女性恐怖症が治るまでは答えを保留しているジローに対して、デートをしようというヒロインたち。マサムネ、奏、スバルそれぞれとのデートが描かれていくのだけれど、明る…

しゅらばら! 4 (MF文庫J) [感想]

突然現れた自称「謎の美少女X」にふり回される一大が描かれる。 謎の美少女Xが一大にキスを迫っているところを、鷹奈と真愛が見てしまったことで修羅場が発生。しかも美少女Xが早少女とよく似ていたから更にややこしいことに、とりあえず逃げる一大はグッ…

豚は飛んでもただの豚?2 (MF文庫J) [感想]

不器用なところが良い。 何も起こらなくてつまらないのではなくて、何も起こらないことを楽しむ作品。物語で描かれていくのは、一巻から引き続いてボクシング一辺倒の真宮と、三姉妹の奇妙で不器用な関係だ。 瑞希の力を借りて稜との仲を進展させるのかと思…

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 5 (MF文庫J) [感想]

新しい妹登場。 えっ、あれ、鷹ノ宮ありさって凄くよい妹じゃないですか。何なのだろ、この可愛らしい生き物は。頭は良いし、料理は出来るし、気が利いて空気が読める。純粋な瞳で見つめてくる彼女が眩しいです。 ありさは秋人の婚約者であるから自然に彼の…

Tとパンツとイイ話 2 (MF文庫J) [感想]

バッカお前やめろよ、何だよXって、思わず想像しちゃって笑っちゃったじゃないか。Xに腹抱えて笑っちゃったじゃないか、腹筋痛いわ。――思わずテンションまで可笑しくなってしまうくらい面白い。著者の頭の中どうなってるのと、天才なんじゃないかと思う。 コ…

しゅらばら! 3 (MF文庫J) [感想]

本格的にドロドロとしてきたが、爽やかなドロドロさ。 ヒロインたちが付き合っているのはニセ彼氏で、そのニセ彼氏というのが一大だとバレてしまった……、というよりはヒロインの口から喋ったことで、関係性は一気に複雑になる。これからは一大の行動がヒロイ…