Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アトリウムの恋人〈3〉 (電撃文庫) [感想]

著者の持ち味は頭脳戦や気持ち悪く緊迫感のある心理描写だけれども、アトリウムは少し異なったアプローチをとっているので、内容がドロドロしていなくて明るい。テーマを読み取れたときに、なるほどね納得できるが、ゲーム性を求めて読んでいる人からすると…

スイート☆ライン〈4〉ユニット結成編 (電撃文庫) [感想]

三巻から間があったので、てっきりもう出ないのかと思っいただけに嬉しい。とはいっても、やはり予想通り次の五巻で完結するとのこと。好きなシリーズが終わってしまうのは残念でもあり、中途半端で終わらないで完結させるところは素晴らしいですね。 ユニッ…

Tとパンツとイイ話 2 (MF文庫J) [感想]

バッカお前やめろよ、何だよXって、思わず想像しちゃって笑っちゃったじゃないか。Xに腹抱えて笑っちゃったじゃないか、腹筋痛いわ。――思わずテンションまで可笑しくなってしまうくらい面白い。著者の頭の中どうなってるのと、天才なんじゃないかと思う。 コ…

ソードアート・オンライン〈9〉 (電撃文庫) [感想]

アリシゼーション編。 異世界にいるキリトが唐突に描かれる。ユージオとアリスという幼馴染がいて、村で与えられた仕事に邁進する毎日。そこにはゲームやら現代やらの空気はなく、ただファンタジックな中世の世界が広がる。確かにSAOなのだけれど、そこはフ…

しゅらばら! 3 (MF文庫J) [感想]

本格的にドロドロとしてきたが、爽やかなドロドロさ。 ヒロインたちが付き合っているのはニセ彼氏で、そのニセ彼氏というのが一大だとバレてしまった……、というよりはヒロインの口から喋ったことで、関係性は一気に複雑になる。これからは一大の行動がヒロイ…

ドラゴンライズ 2 (ガガガ文庫) [感想]

シェリーが可愛らしかった。 ――あとがきにのってみたけれども、シェリーよりアイの方が可愛い。唯一、フレイクの正体を知っているのがアイなので、自然とフォローする立場にあります。そのため、二人の距離が近い。今回はノラたちと別行動することにもなるの…

羽月莉音の帝国 10 (ガガガ文庫) [感想]

完結。 日本と戦争することになった革命部。初っ端からミサイルの嵐で、艦隊と基地を破壊していく様は凄かった。また、それ以上に、人類の敵だと批判され、あること無いこと情報操作される恒太の存在感といったらない。物語が進むごとに凶悪になっていく恒太…

明日から俺らがやってきた (電撃文庫) [感想]

第18回電撃小説大賞 電撃文庫MAGAZINE賞作 凄く分かりやすくて好きです。 未来からやってきた二人の自分は、大学に入った後の人生について後悔しており、互いに過去の自分の選択は誤りだったと主張する。方や推薦で大学を決めた自分、方や受験で大学を決めた…

アクセル・ワールド〈3〉夕闇の略奪者 (電撃文庫) [感想]

春がやってきて二年生に進級したハルユキたちの前に、奇妙な新入生が現れる。≪ブレイン・バースト≫のマッチングリストにも載らず、けれど現実では≪加速≫を巧みに使いこなしているように見受けられる。確証がないのでハルユキたちも手を出せずにいたら、向こ…

6―ゼクス (電撃文庫) [感想]

不思議な雰囲気を持つ少女と出合ったときから、山本彦馬の周りで人間が発火するという事件が起きるようになり、彦馬は容疑者として警察から疑われてしまう。そんな彼を救ったのは、特例課所属の女刑事、北林花姫。彼女は過去に世間を騒がせたシックスデイ事…

あなたの街の都市伝鬼! (電撃文庫) [感想]

第18回電撃小説大賞 金賞受賞作 多くの都市伝説を調べている八坂出雲が、今度調査するのは「ムラサキカガミ」と呼ばれる都市伝説。出雲が誕生日を迎えた日に鏡を見ると、その都市伝説と同じ現象が発生し、目の前に本物の「ムラサキカガミ」が現れて――出雲は…

エスケヱプ・スピヰド (電撃文庫) [感想]

第18回電撃小説大賞 大賞受賞作 近年好かれるタイプの大賞とは異なる大賞。文章の美しさやキャラクター性に安定感といった、最近の大賞傾向よりは、戦闘兵器に荒廃した世界など、設定や世界観が際立っていた。登場するキャラクターにしても、男の子が目立つ…

ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー (電撃文庫) [感想]

第18回電撃小説大賞 銀賞受賞作 人々が年収によって管理されている世界で、地下貧民街育ちの主人公は違法パスで中流平民街にやってくるが、盗みに入った屋敷でヒロインに捕まってしまう。地下に戻されると思いきや、見逃してもらう代わりに「ウィザード&ウォ…

スクール・デモクラシー!1 (講談社ラノベ文庫) [感想]

「学校内民主主義」を掲げる光友学園は自由を校風とした学校。そんな光友学園に転校してきた高天原奈々は、転校初日にトラブルに巻き込まれるが、身長二メートルの大男、通称『ブサイクロン非モテ』に助けられる。 真生徒会とカオス生徒会。 自由な学園とい…

GENEZ‐7 ジーンズ (富士見ファンタジア文庫) [感想]

物語もクライマックス。 バレンタインデーに浮かれる海神学園がまぶしいです。急接近した謙吾とユキナもそうだけれども、彩離までもが恋をしているというのだから周りの反応も面白い。そして林先輩と亜佑美部長は、今回のバレンタインの主役だ。 隠れて亜佑…

この素晴らしく不幸で幸せな世界と僕と! (講談社ラノベ文庫) [感想]

主人公の神楽坂一樹は不幸体質の持ち主で、何をやっても人生が上手くいかない。そんな一樹の元に、天使セラフがやってくる。彼女は恐怖の大王アンゴルモアを探しに地上へやってきたというのだが、その大王が一樹の魂の中にいると判明して――。 天使と悪魔のド…

小夜音はあくまで小悪魔です!?1 (講談社ラノベ文庫) [感想]

悪魔メフィストフェレスの孫である小夜音は、人間と魂の売買契約をするため人間界にやってくる。魂遺物〈ソウルレリック〉と呼ばれる特別な魂を持った主人公の嶽人と、魂の売買契約を結んだ小夜音だったが、何故か嶽人の魂の価値は13円しかなくて――。 嶽人は…

好敵手オンリーワン1 (講談社ラノベ文庫) [感想]

至道流星さんの新作。 宗教法人を舞台にヒロイン二人が、如何に自分の方が優れているのかを示すため、事業を起こして利益を競うというもの。勝利者は主人公を奴隷に出来る権利を得ます。 著者の作品には、ビジネスという単語を印象付けられているのだが、今…

デッドエンドラプソディ (講談社ラノベ文庫) [感想]

第1回講談社ラノベ文庫新人賞 佳作受賞作 主人公のカスカは享年16歳。通り魔に刺されて死んでしまうのだけれど、ふと目覚めるとそこは10年後の世界で、最強の魔術師になっていた妹がカスカを生き返らせたのだという。俄かに信じることが出来ないカスカだった…

アリス・イン・ゴシックランドIII 吸血機ドラキュラ (角川スニーカー文庫) [感想]

吸血鬼。 ロンドンで発生した吸血鬼事件。ジェレミーとイグレインは大吸血鬼ウラドを追っていくうちに、大英帝国の存亡に関わる大事件に巻き込まれていく。中盤までは感じさせないが、終盤のクライマックス感が半端ではない。 正直、物語は終わっていないの…

明智少年のこじつけ1 (ファミ通文庫) [感想]

第13回えんため大賞 優秀賞受賞作 タイトルどおり、明智少年のこじつけだ。高校生の明智の元には、日々、トラブルが持ち込まれてくるわけだけれど、これを探偵よろしく解決していく――力技で。どんな事件であろうとも、犯人は必ず明智の幼馴染である小林くん…

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1 (ファミ通文庫) [感想]

第13回えんため大賞 大賞受賞作 親に勘当され、人工学園島にやってきた主人公は、お金が無いことから怪しいくらい安い物件にホイホイつられて、幸せ荘に住むことになる。しかし、そこには龍ヶ嬢七々々という幽霊の先客がいた。激安だった理由を実感しつつ、…