Infinity recollection

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クロス×レガリア 双貌の王 (角川スニーカー文庫) [感想]

クロス×レガリア  双貌の王 (角川スニーカー文庫)

 

これまた面白くなってきた。

 

ジンというライバルが登場してから、世界が一気に広がっているけれど、まさに第二部スタートという内容。表題にもある通り、資質は真逆でも王の器をもって生まれた馳朗とジンの元に、自ずと忠誠を誓う臣下が集まり始める。

 

依頼された1000円ボディーガードが思わぬ方向に進む進む。隼人の再登場とジンとの共闘には胸が熱くなりますね。お互いがお互いの目的の為に動いていたのに、面白くクロスしていくのですよね。

 

また、特徴的だったのは、ジン初登場での印象は凄く嫌な奴で馳朗と対立している悪役らしい悪役だったけれど、再登場となった今回は物語の視点をクロスしていたこともあって、ジンの内面も見えてきて、意外と良い奴なのではないかという印象をもてたということ。合わせてウーも魅力的なキャラクターに仕上がっていて、この辺りのバランスを取っていくのは見事ですし、流石に上手いですね。

 

玉座を争う前哨戦となるのか――。

 

白凰六家にしてもこれから動きがあることを匂わせているけれど、今回ジンに仲間が出来たように、これからも仲間は増えていくわけですよね。そこにはもちろん、白凰六家が馳朗とジンのどちらに付くかという話にもなってくるでしょうし、お互いに三家を見方につけたら盛り上がりも最高潮になるでしょう。

 

今後の展開を想像させてくれる何とも楽しい一冊に仕上がっていた。あと、蓮花が回を増すごとに可愛くなっていくから、ラブコメも楽しみです。

 

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クロス×レガリア  双貌の王 (角川スニーカー文庫)

クロス×レガリア 双貌の王 (角川スニーカー文庫)