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Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

青春ラリアット!! (電撃文庫) [感想]

青春ラリアット!! (電撃文庫)

 

第17回電撃小説大賞 金賞受賞作

 

こいつら、バカしかいない――。

 

主人公の友人である月島は、全校朝礼で意中の女子に告白するも見事に失恋――そして、停学処分になってしまう。月島を心配した主人公は、彼を慰めに自宅に行くのだけれど、そこで無表情な女の子、長瀬に出会う。何でも彼女は月島のことが好きなのだという。

 

コミカルでギャグ、ちょこっと青春。

 

テンポのよい軽快なノリで物語が進んでいくのは気持ちが良い。笑いのセンスが著者とは合っているようで、喫茶店では見事に笑わせてもらった。分かりやすさが魅力。

 

作品の持ち味にしても、非常にシンプルに一つのことを追いかけてくれているので、親切設計というか。奇をてらわない素直さが面白さに繋がっている。コミカルと青春を難しく考えずに楽しめた。

 

物語の至るところでギャグはあるのだが、描いていることをシンプルにしている分だけ上手くバランスが取っているように映った。

 

月島が失恋してしまったことで物語は動くのだけれど、フラれたにも関わらず好きな人のためにと自分には向かない好意のために奔走する姿は青春でした。彼女の幸せが俺の幸せ。

 

長瀬は月島のことが好きなわけだけれど、素直になれない、恥ずかしい。ついつい毒舌が発動してしまいます、宮本に。月島には別で猫をかぶります。こちらも違う相手に好意が向いているのにも関わらず、月島を手伝おうとする。

 

そんな二人に挟まれた主人公の宮本。彼も彼なりの悩みがある。若干、二人のキャラクターに食われ気味ではあったけれど、嫌いではない。クラスメイトの黒木も良いキャラしていた。

 

それぞれのキャラクターとの掛け合いを是非とも楽しんでもらいたい。あと、ラブコメは少な目なのでギャグを楽しんでもらいたい。面白かった。

 

 Presented by Minai.

青春ラリアット!! (電撃文庫)

青春ラリアット!! (電撃文庫)