○×△べーす (1)ねっとりぐちゃぐちゃセルロイド (ファミ通文庫) [感想]
第12回えんため大賞 特別賞受賞作
高校に入学した主人公だったが、入学式の日に河川敷に現れたキャッチャー姿の男に野球部に誘われる。野球部は入りたくない部活だったのにも関わらず、なし崩し的に入部することに。
タイトルだけだと一体どんな物語なのか想像し難いとは思うけれど、あらすじを読むと野球でスポコンするのかなとあたりがつく。
スポコンコメディが良かった。
スポコンやっているけれど、基本がコメディ。野球部には個性的な奴ばかりが集まってくるのと合わさって、どこかしらでクスリと笑ってしまう。
特に中村は凄く濃いキャラをしていて。熱血な彼が台詞を放っていく場面を想像するだけで笑える。
そんなコミカルさを持ちながら、王道らしくスポコンは処理してくれるので読みやすい。現実味はないけれど、爽快感はあった。
ヒロインの純も幼馴染という特性を最大限に生かしていて、幼馴染が好きな人は読んでいて満足できるように映った。器用貧乏な彼女と主人公の関係が青春。
面白かった。
Presented by Minai.

○×△べーす (1)ねっとりぐちゃぐちゃセルロイド (ファミ通文庫)
- 作者: 月本一,日高フウロ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2011/01/29
- メディア: 文庫
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