Infinity recollection

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モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣) (このライトノベルがすごい!文庫) [感想]

モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣) (このライトノベルがすごい!文庫)

 

第2回「このライトノベルがすごい!」大賞 大賞受賞作

 

主人公の望月砕月は年齢や種族を超越して、女の子を見たら口説かずにはいられないビョーキ持ち。冒頭からして二股がバレた修羅場から始まるのだから凄い。ましてや修羅場を前にしての発言が発言なので、筋金入りのゲス野郎です。

 

もはやここまで来ると逆の意味で清々しい。けれども、物語が進むにつれて主人公の良さが見えてくるので、自分はそこまで彼のことを嫌いにはならなかった。確かにビョーキはビョーキで酷いですが。唯一、自覚しているというのは救い。

 

本当にこの主人公が何故モテるのかは分かりませんが、主人公が良い奴だというのは伝わってくるのでそこかしら。

 

さて、肝心の物語は、世界を侵食していくバグと、バグを退治する美少女タマとの間で繰り広げられていく。主人公にはデバッガという能力あって云々……、順調にバグからの侵食を防いでいる合間で、冒頭で振られた女の子たちが絡んでくる。

 

彼女たちもバグの影響を受けていて、という流れなのだけれども、正直なところはラブコメをもっと読みたかった。下手にファンタジーを入れなくとも、彼女たちとのラブコメなら純分読める。逆にファンタジーでバトルしているのが退屈に映ってしまった。

 

続編はあると思うので、幼馴染の女の子の出番を増やして欲しいです。

 

 Presented by Minai.

モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣) (このライトノベルがすごい!文庫)

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