Infinity recollection

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ちょこプリ!1.巨人になった日 (講談社ラノベ文庫) [感想]

ちょこプリ!1.巨人になった日 (講談社ラノベ文庫)

 

本を開くと目の前に現れたのは身長20cmのお姫様。小さいけれども強気なお姫様は、主人公である蛍介の唇をかってに奪って主従契約を結んでしまう。親や友人に見つからないように小さな住人との日常が始まるのだが、お姫様を狙って刺客が次々とやってくるから主人公は四苦八苦。

 

小人と巨人のドタバタコメディ。

 

主人公は至って普通の高校生なのだけれども、お姫様からしたら巨人にしか見えない。なので当然、やってくる刺客からしても主人公は巨人。相手がたとえケルベロスだろうとワイバーンだろうと、主人公から見ると子犬程度なので怖くもなんともない。

 

小人の世界を圧倒する主人公が楽しい。

 

ガリバー旅行記ではないけれども、作中にて小人の国に行くことになるという王道展開が出てくるが、ここでの描写が読んでいて楽しい。建造物は乗り越えられるし、主人公を見た小人たちは驚きまくるし、食べ物は小さいしと夢が詰まっていました。

 

異世界からやって来たヒロインらしく、非常識を連発していく小人さん。それをフォローする主人公という図でコメディしておりました。珍しく主人公の周りには人間の登場人物があまりいないのも、小人に集中できて良い。面白かった。

 

 Presented by Minai.

ちょこプリ!1.巨人になった日 (講談社ラノベ文庫)

ちょこプリ!1.巨人になった日 (講談社ラノベ文庫)