@HOME (2) 妹といちゃいちゃしたらダメですか? (電撃文庫) [感想]
ハートウォーミング・ホームドラマ。
血の繋がっていない倉須家の日常を描いていく物語。一巻は響の話だったが、今回は三女の芽々子を中心に物語が描かれていく。芽々子はスキンシップが大好きな女の子なので、響に対しても距離が近い。また、家族依存症気味でもある。
そんな芽々子が響との距離感に悩んだことから、家族との距離感にも悩んでしまう。
芽々子の子供時代、どうして一人になってしまったのかも説明されるのでシリアスな部分はシリアス。けれども、最後はしっかりと明るく温かい話にまとめてくれるのは嬉しい。重さも目に付くけれど、それを吹き飛ばせるホームドラマには注目。
また、芽々子の友達三人組がこれまた良い味をだしている。リリィと響と対立する構図も友達だからこそだと思えたけれど、彼女たちだけになったときの会話もそれはそれで青春。友情とはかくも素晴らしいものだ。
家出してしまった芽々子を探すために、自分が出来ることをする倉須家の人たちの絆が印象的でした。面白かった。
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@HOME (2) 妹といちゃいちゃしたらダメですか? (電撃文庫 ふ)
- 作者: 藤原祐,山根真人
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/01/07
- メディア: 文庫
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