七星降霊学園のアクマ 01 グラトニー・シールド (角川スニーカー文庫) [感想]
フハハハハハ。
良いですね黒猫の魔王。そのキャラクター性にやられてしまう。尊大に振舞っているのに可愛らしく、大真面目に脅し文句を言うのだけれど、その内容がこれまたファンシーだからむしろ和んでしまう。
天使を召喚する二つの術式が混ざった結果、悪魔が召喚されてしまったのだけれど、その悪魔というのは家を司る天使の特性を引き継いでしまった為に、家事がしたくて仕方ないというのが良い。ウズウズして食事を作ってしまう姿は、愛らしいと言わざるを得ない。
展開としては良くある学園ファンタジー。特殊な学校で戦闘訓練を受けているから悪魔と戦えるという王道。悪く言えばどこかで見たことがある。また、妹とのイチャイチャはそれほど重要ではないし、煽られるほどの描写ではなかったようには映りました。
ですが、どうにも黒猫さんが気に入ってしまったので、彼女の言動を眺めているだけで楽しめてしまった。これはもう好みの問題でしょう。個人的には最近発売されは著者のもう一つの作品より楽しめたかな。
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七星降霊学園のアクマ 01 グラトニー・シールド (角川スニーカー文庫)
- 作者: 田口仙年堂
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2012/10/01
- メディア: Kindle版
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