精霊使いの剣舞2 ロスト・クイーン (MF文庫J) [感想]
――はしたないお姫様は嫌い?
精霊剣舞祭まで二ヶ月を切ったが、カミトとクレアのチームはランキングで未だに低迷していた。そんな中で、学院にオルデシア帝国第二王女のフィアナが編入することになり、三人はとある任務に挑む。
新たに女の子、フィアナが参戦。
フィアナはカミトの過去を知っている女の子なのだけれど、そこを上手く使ってカミトに積極的に迫ったりする。一応の目的はあるが、彼女の初恋の相手はカミトなので終盤では方向性が変わるのも良い。
ラブコメは安定しているので、そこにフィアナが加わるという形。恥ずかしさは持ち合わせつつも、これまでカミトの周囲にいた女の子よりも素直に感情を表現できるキャラクターなので破壊力がある。
風呂でカミトの背中をフィオナが流す場面があるけれど、これらフィアナの攻勢にクレアも引き込まれていくのでラブコメが加速していく。エストが別枠なのは変わらず、彼女の可愛らしさは良いです。
また、ファンタジーの部分にしても精霊剣舞祭、精霊使いの深いところが説明されるので、自然と次を想像してしまいますし、自然と期待が膨らんでいく。バトルも楽しめました。
面白かった。
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- 作者: 志瑞祐,桜はんぺん
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/02/25
- メディア: 文庫
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