断罪のイクシード 白き魔女は放課後とともに (GA文庫) [感想]
第2回GA文庫大賞 優秀賞受賞作
普通の高校生だった大和は、ある日連続殺人事件に巻き込まれてしまうが、転校生である静馬の魔術に救われる。日常から非日常的な、王道の学園異能バトル。
展開など読んで、嫌いじゃない。
読みやすさで簡単に書かれているので直読めてしまいますし、学園異能バトルをやりながらも、静馬の友達云々にも口を出しているのは良くて。比重は異能バトルだが、学園の部分でのやり取りを読めるとバランスがよく映る。
これは登場人物にも言えて、学園でしか活躍できないキャラクター、日常の人が楽しそうに読めるのは作品の長所だと思うので、これらのバランスを大切にして欲しい。
加えて、妹が良かったです。ましろ可愛らしいですね。大和が好き過ぎて度を越してしまうのは頂けないですが、兄想いの妹には変わりない。何気にこれから動かすキャラクターとしては幅がある気がします。
大和がアレだけの力を持っているというか、修行していてアレなのだから、妹もきっと凄いはず、とか。考えると様々な方向に振れる気がするのです。
また、途中にギャグとして、大和と静馬の掛け合いが演じられるわけだけれど、書かれる内容に荒さはある。けれど、嫌悪感は懐かなかった。書き慣れてくればもっと楽しめそうだ。
そのようなことから、嫌いじゃない。王道に王道なので、そういうのが好きな人には楽しめるでしょう。好きすぎる人だと、逆に嫌煙されそうですが。
Presented by Minai.
断罪のイクシード ?白き魔女は放課後とともに? (GA文庫)
- 作者: 海空りく,純珪一
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2010/10/16
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 102回
- この商品を含むブログ (12件) を見る