Infinity recollection

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キミはぼっちじゃない! (MF文庫J) [感想]

キミはぼっちじゃない! (MF文庫J)

 

唐突に五歳の少女リリィの子育てをすることになる主人公、稲葉悠大。最初はリリィを迷子として警察に届けるが、警察は悠大が父親であると言い切り取り合ってくれない。もちろん、リリィに身に覚えのない悠大は戸惑うが、放ってもおけないので子育てに奮闘する。

 

幼馴染と夫婦として子育て。

 

女の子たちは可愛らしかった。幼馴染と夫婦をやることになるので、ラブコメは詰め込まれていたし、コミカルは荒くはあるが二人の会話劇が漫才のようになっているのは面白い。

 

――ただ、物語の流れが良く分からなかった。

 

子育てをするというのはいいけれど、正直なところ物語からは子育てをそこまで感じなかった。というのも、幼馴染とラブコメして会話劇で笑わせているだけに映ってしまいました。脇役として登場する女の子たちも、必要か疑問だし、タイトルから期待していたところに着地しているか疑問で、平行世界設定も疑問に映った。

 

様々な要素を入れ込んだ結果、尖ったものがなくなってどこも中途半端。

 

うーん、ハートフルにもっとリリィと向き合うなどして欲しかった。タイトルは好きだし、ジャンルとしても悪くないだけに残念。

 

 Presented by Minai.

キミはぼっちじゃない! (MF文庫J)

キミはぼっちじゃない! (MF文庫J)