グロリアスハーツ2 (富士見ファンタジア文庫) [感想]
完結。
あまり売れなかったのかしら、打ち切り感に包まれて残念ではありますが、上手くまとめていたと思います。終わり方は、駆け足に展開を何個も諸略しつつ飛ばしたのでしょうが、著者の考えていたことは出来ていた印象で、明るく終われたのは良かった。
難しいですね。淡々と落ち着いたファンタジー世界を描いていくのは流行らないということなのか。設定もわりと良くある典型で、展開としても地味でしたからね……その分安定はしていたのですが。
ユズカの可愛らしさはアクシデントもあったりして強烈になっていますが、如何せん巻数が足りないので描けるところは少ない。それでも出来る限りキャラクターの魅力を引き出していたのは素晴らしい。顔を真っ赤にするユズカ、可愛いです。
また、メリッサとユズカの姉妹とアルという画を見たときに、心が温かくなりました。目指していたことを達成した喜びもあるのだけれど、二人の望みが叶ったことと変わらないメリッサの姿に嬉しくなってしまったのです。
面白かったです。また次回作に期待しております。
Presented by Minai.
- 作者: 淡路帆希,文倉十
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2012/07/20
- メディア: 文庫
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