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機巧少女は傷つかない10 Facing "Target Gold" (MF文庫J) [感想]

機巧少女は傷つかない10 Facing

 

アニメ化決定。おめでとうございます。

 

――いろり、可愛い。大好きなキャラクターだと前から言っていた気がするけれど、時代がやっと追いついてきたのでしょうか。もはや心の声がだだ漏れているいろりさんではありますが、雷真の妻になることを宣言するという積極性を見せます。いや可愛い。

 

雪月花がキャッキャッウフフの修羅場を演じているのが実に面白いです。裸エプロンの件には、中の人が大いに関わっている気がしましたが、きっと気のせいでしょう。夜々は元からそういう残念系ヒロインだったのです。そして、否定しながらいそいそと服を脱ぎだすいろりさんが健気。

 

そんなラブコメで和ませつつ、バトルはより激しくなって格好良い。そこには紅翼陣を使いこなし始めた雷真の姿があるので、雪月花を存分に行使する戦いは読みごたえ抜群。ぶっ飛ばされても立ち向かうを地で行っている雷真だからこそ、ライコネンとの激闘は映えに映えます。

 

また、火垂がヒロインに食い込んできているのも読みどころでしょうか。敵さえも落とす雷真さんの手腕には脱帽。火垂を人形として扱うマグナスと、人間として扱う雷真。火垂は二人にとっても特別である気がするけれど、どうしてこうなったのかしら。

 

マグナスの含み笑いにも、今後の展開を期待させられるなー。

 

 Presented by Minai.